4月1日

「エイプリルフールに、とっておきの真実を語るために、友よ、私は、毎日嘘ばかりついて過ごさねばならぬ」(安野光雅 手品師の帽子より)4月1日ハレ。今年もピサの斜塔を真っすぐに直したみたいですわよ、奥様。税率の変動を予期したガソリンスタンド行列を横目に自転車でシャーっと通り抜けた昨日。行列に参加した時間分とアイドリングで減ったガソリン分とを計算には入れなくていいのかよなどと、お祭りに参加出来ない寂しさを吐く。等間隔で並ぶバタバタのTポイント昇り旗が強力な向かい風だよと言ってくる。そんなこたあわーってるよと車の真後ろについて上体を低くしてついていく。だけどみんな速すぎでちょうどいい車がなかなか捕まらない。風の起源をどなたか我に教えたもれ〜などと叫びつつゴール付近の吹きっさらし田んぼ道を抜けて家に辿り着く。たった今の逆風にも拘らずおれに辿り着ける家があるってことが妙におもしろいと感じると同時にこの現実とは幻でもあるのだよ?などと宇宙を見上げながら「お〜いおかあさ〜ん」見えないUFOに挨拶する。同時に夕闇に包まれてゆく田んぼの先に見える変電所の影絵の横に信号機を確認、赤くて小さいポッチリ。薄暗い廊下を抜けて居間の引き戸をガラガラと開けてそこへ立ってみるとライだけが歓迎の笑顔を見せてくれる。ハルとキヨはぼけーっとこっちに気が付いただけというカオをしてテレビと交互にやっているので「うがー!」の大声をあげると笑顔を作って「とーちゃんただいま!」とキヨ。「お帰りじゃないの〜?」と言うとハルがわざと「今日はカレーだよ、ただいま!」昨日購入した空気清浄機が稼働していてなんとなく涼しく感じられる。自転車の汗がしいていく。

風呂から出て「笑っていいとも!」が最終回ということで赤塚不二夫が出てくるだろうとテレビを付けてみた「さんまさんすげえのなあ」とか見入っているとハルもキヨも風呂上がり下着のままデュプロで、ガーン!ガーン!とぶつけ合ったり凶悪な音を出して遊びだしたので何度目かに「壊れるよ〜!」と注意すると「だってとーちゃんたちテレビばっかみてんだもん」と言う。自分に興味を持ってくれというこころの声だったのかと納得、反省。いつものようにライちゃんの爪が剥がれちゃった指に包帯を巻き(らいちゃんけんさ:命名キヨ)ハルとキヨには「明日からきりん組にぞう組さんだよ、用意出来てるのか?」二人とも首を横に振ってる。空気清浄機を寝室に持って行くようにかあちゃんから指示が下り階段を登ろうとしているとライが付いて来て「だっこー」とやっている「これ持ってるから付いてきな〜」と地団駄踏む泣き声を下に残してずんずん登っていく。コンセントを差してブワーっと稼働させながら布団をしき直していると、この泣き声が階段を上がってくるのが聞こえてきてちょっと怖いなと感じた。じゃあライちゃんねようと言うと「やいも〜ん」と泣きつかれで力なく応える。機関車やえもんはいつも読んでいるので他のにすればと「はみがきさん」「しろくまちゃんホットケーキ」など進めるけど首を横に振るだけなので黄緑の背表紙に手をやるとへへへの笑顔を見せてくれる。ハルとキヨがなかなか登ってこないのでライだけになんだっしゃ〜と読みきかせる。
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今朝は完全に寝坊だ。ユメもまったく覚えていない。起きてそのまま風呂水を二層式へ汲む。NHKでは消費税率アップ、健康保険料値上がり、逆に年金支給減額とやっていた。弱者切り捨てよりもカネさえあればやっていける世界がもう終わっている証拠だよと明るく捉えてみる。だけどこのように日常を記述しようとする行為(日記!)とはなんだろう。ビデオカメラを回し出すと世界の全てが記録出来る!と錯覚してドロ〜ンと回し続けてしまうこの性格。しかしまあもうちょっと続けてみよう。
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by yuzzle | 2014-04-01 16:40 | 日記


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