6月21日(土)くもり

ユメ。旧式な電車がたくさん並んでいるどこか田舎の操車場、そこの長い踏切の脇に見える掘建て小屋(地下鉄の入り口?)から地下に伸びる階段を降りて行く一行。旧跡巡りの観光ツアーかなにかに自分も参加しているようだ。地下4階くらいまで下りて行くと見えて来た古いレンガ造りの丸天井の水路。絵の具を溶かしたような緑色の水面に屋形船やら小型漁船やらが停泊している中を歩いていると、古い中型のぼろぼろなクルーザーの上で「おいでおいで」とやっている怪しい男と目が合った。ん?おれかいと自分の鼻に指差しながら一人別行動になる。地下水路なのにやけに明るい。この洞窟のいたるところに空いた穴から外光を取り入れてるようだ。乗り込むとすぐに数人を乗せただけの船は滑り出した。しかしこの船がものすごいパワーのある船で、後ろの方がぐわっと沈んだかと思うと凄まじい加速をみせ、エンジン音はまるでレーシングカーのようだ。あぶない!!目前に迫る停泊している船をギリギリで右にかわし、とにかく前へ前と船体を進ませる。舵を右へ左へグルグルやって独りで踊り狂う船長、見事な操縦としか言いようが無い。相当な腕の持ち主なのだとすっかり安心して、現れては後方に飛び去っていく苔むした壁表面のディテールや曲がり角のアールになった芸術的なレンガの組み方などをじっくりと観察する。多少船体が壁に接触するのは当たり前なようで、船のボロボロなのはこのためだったかと納得していると目が覚めてしまった。もっと乗っていたかった。

ユメの漠然としていた印象を文章化することで「ああなるほどなるほど」なんて感じられて来て(夢の逆輸入と呼んでみる)おれが見たユメってこんなんだったのかあとなってくるけど。実際見たユメの莫大な情報量から抜粋する能力というか、作文の技術力に優れている人間であったならば、オレのユメもまだまだ言い表せる事柄があるはずなんだけど残念だなあ。(それとも作文の技術力そのものがユメを見させている?)しかしその事を考えると文章も絵も似ているな。霊感だけで技術が伴わないのは、やっぱりつまらないし。絵の基礎的な訓練をまったくやってこなかったおれ。おやじが昔から言ってた「おまえ絵を描くならデッサンをしっかりやらなあかんよ」ってそういうことだったんだな。当時は職人的な技術力なんかよりもインスピレイションやろと、親父の意見を蹴飛ばすような態度だったかと思う。もう土曜出社もだいぶ慣れて来たから日曜も出社でいいよこの際。と言いながらあと仕事無いので早退するけど。
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by yuzzle | 2014-06-21 13:39 | 日記


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