カテゴリ:日記( 130 )

3月17日(火)

浴槽につかりながら目の前のキヨの横顔を何気なくを装いながら凝視していると、今から3年ほど前、手術で入院していた頃のキヨの顔、まだ言葉も話さない小さなキヨを病院に残して帰るときのなんとも寂しいような表情を思い出した。あの時のキヨと、今目の前に居るキヨと確かに繋がっているのだと、当たり前でいてただの奇跡なことを発見してうわっとなる。ここから先、成長してでかくなり、今のこのこども時代のキヨもどこかに消えてしまうのか、といういつものもったいない精神というか、とっておきたい病というか「それでおまえそれとっといてどうするんだ」というような、あらゆるものは死んで壊れていく事に対する、自分で設定してある絶望が一気に晴れわたってしまい涙が出てくるので、蛍光黄色の入浴剤入りお湯をざぶっとかぶってごまかす。人生でもっとも長く続いたのかもしれない風邪はようやく終焉を迎えているようで名残惜しむかのように乾いた咳がボコボコ出て黄色いタンが出る。花粉症で鼻水も緑色でずるずるでる。咳のしすぎで右脇腹、肋骨のあたりの激痛だったのがまだ少し残っているけど、食欲も出てきて体重が少し戻ってきた。昨日は服を着たまま計りに乗るとぴったり70キロだった。そろそろ溜ってる仕事に取りかからないとだ。充電しすぎで燃料棒がうまい棒になって背中から無駄に露出しちゃってる。
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by yuzzle | 2015-03-17 17:27 | 日記 | Comments(0)

3月11日(水)

厄年なんか信じてないけど、年明け早々にメルセデスぶつけたし、銀歯は取れるし、熱はずーっと下がらず、結局8キロ痩せちゃったし。おまえがおれ(厄年)を信じる信じないなんか知らねえよ、こっちはやることきっちりやってるだけなんだからという結果。ユキちゃんの初節句を祝ってあげれなかったし、3月1日の婚約記念日は昨日あきこに白目で言われて思い出し。ずーっと熱があったんだから(今もあるけど)仕方ねえだろとおもうけど、そうじゃないらしい。体調を崩す人間が一方的に悪いということなんだ。体が弱ってるのに仕事を一時、休むことなど出来るわけもない家族の、家族で居る意味はなんだろう。カネが毎月振込まれてきていかにも日本人の家族を維持させるだけの為に人間が存在してしまっているのだ。その人間がおまえか。おまえは自ら進んでそれをよしとしておいて、今更なにぐだぐだ文句言ってるのだ。試す能力も度胸もないくせに。こここの「人生まるごと楽々コース(日本国)」ってところにマル付けてサインしたの忘れたとは言わせない。そうだ地震から4年も経ってしまったのだ。その間おれは東北地方を訪れるわけでもなく、なにか支援活動を立ち上げるでもなく、また放射能汚染から家族を守るわけでもなく、ただ漠然と生きて来てしまった。死んでたと言ってもいいかもしれない。今も現にこうして職場で何するでもなく毎日を死んでるのだし。生き残っただけのほうという。津波の恐ろしい映像、爆発する四角い建物の映像。生き残ったほうは、ただ死ぬとも思わないで生きてるだけで。どうすることもできない。風邪だって治らない。
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by yuzzle | 2015-03-12 02:11 | 日記 | Comments(0)

3月7日(土)

昨日ももんもん高熱ガンガン頭痛で仕事を終えるとフラフラとオートバイに跨がるヒゲ亡霊。右手を捻るとスピードが出るのかおまえ!とかバイクに突っ込みを入れつつなんとか家まで辿り着くと満月がとっぷり浮かんでた、ぼんにゃり。数時間前の会社では、もうだめだ今日こそ早退して病院の門を叩こうと思って、検索窓に「内科 春日部」とする前に「風邪 自然治癒」とか入れてしまう。野口晴哉先生どやさあよと出てきて、先生の本(風邪の効能)が要約されているページをみつけて読み進んでいくと日頃の病気や薬に対する疑問が一気に説明されていて「我が意を得たり!」な錯覚に落ち入る。そのままのテンションで最近なんだかいじわるになっちゃってるあきこに「たまに風邪ひいてるとガンにならないってさ」とか「リュウマチなんかもわざと風邪ひいて治したりするらしいよ」「ふだんの食い過ぎで溜った毒素を食欲不振にして、発熱して汗やら鼻水やら下痢やらで出しまくるのが風邪なんだってよ」「O157の時に下痢止めを処方したバカな医者が人間を殺したよ」などと入れ知恵を並べるも「....はいはい、こどもらが大きくなってから風邪でも病気でものんびりやってくれよ、いつまでも近くでハアハア苦しそうにされてたらこっちまで具合悪くなるつーの」...苦しそうって実際、苦しいのですが...。それでも毎日会社にはふらふら行くし、ぬぼらと帰ってくれば、すぐにでも寝たいところを子供達と対話して、ユキちゃんをダッコして、食器の後片付けをお手伝いして、お風呂の受け渡しもやって、絵本も読んでと、通常業務はこないしてるつもりなのだったけど....「それじゃあ私が病人に無理くりやらせてるみたいじゃんか」ああそうなりますよねやはり。じゃあまあ優しい言葉ひとつ「大丈夫か?」とか、おでこに手を当ててみるとか、なにか一つでも心使いがあってもよくはなかったのかい?などといった、じめじめ感情が苦手で、あきこのさっぱり人間を割り切ってしまった性格とでもいうか、これを好んで一緒になったはずなのに、今更何を言い出すてんでいおみさん。まあそうなんだけどね。お昼に一つ持って来た梅干しおにぎりを食べてたら歯の被せてあるやつがゴロリとれた。この10日間で5キロやせた。

昨夜のユメ→幽体離脱の仕組みについて説明がなされた。いわく、全宇宙に無数に点在する霊体としての自分をまず知ることから始め。そこらじゅう光になって自由に飛び回っていたり、木のうろの中でうずくまっていたりの、霊体としてのそれらを一度、現在の自分が寝ている布団から縦軸方向にまっすぐ集める方法を教えましょう。.....数分後、教えてもらった。見事に空高くまで積まれた透明の点線だけで出来ている自分、下を見ると、鏡を床に置いたときのようにずーっと底まで無際限に連続していく。その無数にある自分のうちのどこを生きることも出来るけど、その中でも本当を生きていこうとするにはやっぱりそれなりのゲーム感覚的な才能と技術が必要で、これが出来ているのはやはり一握りの人間に限られるわけだよ。おまえは...ともったいぶる口ぶり。どーせおれなんか本当を生きてねえさわるかったカルカッタとふてくされながらも、ふと横に目をやると、隣に一人、また一人と、無数に連なっていくリアルな自分、自分、自分〜、うわあ〜。もう一つ、朝方に見た短い夢→小腹がすいて、親父にラーメンを作ってもらい食べている夕方。カラスがかあと鳴いた。食べ終わった器をもってなぜだか玄関へ。器に残った妙に脂っこい醤油スープをバレないように私道へ向けてドロドロ〜と流し込むと、真っ黒に光ながら、みるみる道幅一杯に広がっていく油「じぇじぇじぇ!」どうしたものかおろおろしているとお迎えで暮らす綺麗なお姉さんが玄関先で出勤(たぶん夜の仕事)の為にヒールをカポカポ言わせてる音が響いてきた。内側でドアハンドルの音が「ガチャ」で「隠れなくっちゃ!」大急ぎで家の中へ戻ろうとしているけど、ドアノブがとっても遠いい。
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by yuzzle | 2015-03-07 18:01 | 日記 | Comments(0)

3月5日(木)風邪

かつて、これだけ風邪が長引くことがあっただろうか?なかったよ。もうすぐばかみてえな原発事故から4年、じわじわその影響が自分にも顕在化してきたのでないか。チェルノブイリの時もそのくらいで子供達がほとんど病気になってるようだし(詳細、出所、不詳〜)心配は心配だけど、じゃあだから何が出来るかと言えば、何も出来ないし、してこなかったし。ぬくぬく居候サラリーマン年間通しての冬眠生活を続ける以外の選択肢を考えてるようでいて、実はなんも考えないようにしていた事が正月のベンツ事故で顕在化した。くうねるところはたらくところの人間問題。そしておれはまだこの体が死ぬのだとは思ってもいないんだよ本当には。毎晩二階の出窓を開けて出て行く夢遊病者の背中をいつ後押ししてやろうか。二階からじゃ死なない?死ぬよ。そんなこと言うもんじゃないとも思うけど、言うね。死へ自分から動いていった事実を否定など出来るわけもなくて。じゃあだからって肯定も出来なくて。悲しいとか嬉しいとかいうのは生きてるやつの勝手で。今日も昨日と変わらず、まったく、全然、熱が下がらない。いつもの楽しいはずのお弁当タイムも時間内に乾いた唇と唇の隙間になんとか詰め込んだというのを記憶しているだけで、あきこに申し訳ない。ごはんの分量を半分に減らしてもらおうと昨日の昼から今朝までずっと考えていたのに、ついに言い出せなかった。昼読書は先月ララガーデンリブロでみつけた村上春樹 編・訳「セロニアスモンクのいた風景」おもしろくて眠たくもならない。どのテイクを選べばいいかモンクが体を使い(踊っちゃうかどうかで)確認してたという下りどやさあ。ああもうガンガン頭痛。パソコン椅子に載っけた70キロぐらいの臭せえ重力。こいつは8時間座ってるだけでなく、たまに相棒のコピー機まで数歩の往復をしてくらくら、床がそいつを登ろうとしてスリッピー。即神仏から生えてきた薄気味悪いひょろとした植物の運指が会社の隙間を縫ってパチパチパチ小さなボタンを弾いてる今日も。
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by yuzzle | 2015-03-06 16:59 | 日記 | Comments(0)

3月4日(水)

青鼻をかんだり、ゴロっと青タンを吐き出したりしたゴミカゴの中のじんわり湿ったチリガミをごろごろっと一塊に握った総量が丁度ノウミソのようであった。おしまい。昨夜みたユメ→遠くから響いてくる鐘の音とシタール。白く明るい洞窟のような部屋、世界中の言葉という言葉が手が届きそうなぐらい低いまる天井に細かくびっしり活版みたく嵌め込んであり、その一つ一つに品札が針金で丁寧に結わいつけられて無数に垂れ下がっている。象形文字のようでも読める。わたし=1.5-、戦争=2.5-、ごはん=1.2-、猫=2.5-、、、単語や言葉の組み合わせによっても値付けが違うのかなるほど。だけどこの言葉の使用料?みたいなのをいつ、誰に対して清算することが出来るのだろうか。考えて首が疲れたので床にごろんとなる。自分の頭蓋骨のようなまる天井を見上げていると、値札が僅かに黄緑色に発光する瞬間があることがわかり、さらに観察を続けていく。夕方になったのか辺りが暗くなったのも手伝って、はっきりとしたその蛍のような明滅を美しいもんだなあとぼんやり見上げていた。課金されているのね。

もう水曜なのに熱が下がらないし喉も頭も痛いままだ。こんなのをもう10日間くらい続けているのか。じゃああと10日間でも続ければいいさ。市販の風邪薬を飲んだりしてたのが先週末、その時だけは少し楽になるようだけど、それを過ぎてしまえばまた刺すようなガンガンズキズキが還ってくる。こんな薬なんか人間が勝手に治ろうとするのを遅らせてるだけのまやかしなのだよ...などと、斜めから呑んでるので治るものも治らない。3月決算かなんかしらんが繁忙期、仕事量が半端なくて休めるわけもねく「こんなときに呑気に風邪なんかしきやがって」という無言の白い目をあきこから感じるけど毎晩別メニューでお粥を作ってくれている。病気になるのには自己管理能力、つまり「大人(親〜!)としての自覚が足りてないからそうなる」という暗黙了解、社会人基本設定があるので、うかうか風邪もしけないし、それで病気になっても病気じゃないことにして振る舞わなくては行けなくってつらい。そろそろ大人やめようかってわけにもいかず。頭蓋骨の中身を丸ごとごっそり取り出して、聖なる荒川に浮かばせて。
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by yuzzle | 2015-03-05 01:55 | 日記 | Comments(0)

2月27日(金)ハレ

一度バラバラになった体の寄せ集めが熱と汗のベトベト作用でなんとか人型に結合されているような状態。シャツを着替えるにしても、例えば腕一本に対して8枚とかの小さなシャツを一枚一枚、細かく着替えていくので仕事量がいつもの数倍に膨れ上がり汗が吹き出る。よーするに風邪。いつものパソコンの前で寒気と頭痛と共に過ごす。苦手な営業の人からデンワで小言を言われ凹む。間違えた仕事に対してじゃなくて人格攻撃をしてくるから参る。おれが間違えるのにはあなたからの信頼がないからなのだよ?という言い訳が頭の中を走馬灯のように巡り更にヒートアップ。機械に八つ当たりでバッタンバッタン大きな音をたててる上司もいるし。ああもうこいつらみんな死ね=おまえ(おれ)が死ね。大丈夫、ほっとけば人間だれでも死ぬ初期設定。暗く悲しい、甘っちょろい絶望、こんな日に検索窓に”原爆投下””ホロコースト”とか入れちゃだめで、重ねて脳ミソ沸騰。そんなこんなで終業時間となり、カッパを着込んだ熱に浮かれたバカが冷たい雨の中へとXRくんに跨がる。仕事があってもなくても、毎日一定時間そこに居るという現象はどういった作用を人間にもたらすか。働きたく無いわけじゃないんだけどな。むしろ働きたい。国は、こいつらのポテンシャル死んでるよね状態にしておいて、人間に何をさせようとしているんだろう。消費?オーケーわかったわかった、まあそう偉そうな事を吐く前に、おまえが毎月もらってるゼニのことをもう一度良く考えてみたまえ。会社を辞めたところで、おまえぐらいの能力を必要としてくれる人間がどれだけ居るとでもいうのかい?その前に友達はいるのかい?どれも心もとないのだろう?正直、煩わしいだけの人間達とは関わりたくも無いのだからゼニで己の回りに囲いをつくり、家族とだって分離、孤立しちゃって、個性だなんだとアーティスト気取りがあほらしや大陸。金の切れ目が縁の切れ目よあほらしあ。そんなことをヘルメットの中のさらに頭蓋骨の中でぐるぐる呟きながら家の玄関に辿り着くとかわいいアキコがタオルを持って広い廊下を向こうからお迎えにきてくれた「きょう夕飯なんだとおもう?リクエストのあったあれだよあれ」と嬉しそうに聞いてくれるのだけど「はあ、なになべかな~?」とか朦朧生返事。脇に差した体温計がピピっと鳴ると39度で、ああおれは45度くらいなつもりだったのだけどと体温計の表示に対する不満顔でボーーっとしていると「お風呂わいてるよ!」そのまま風呂に入らせてもらう。いい加減に体を洗って湯船の蓋を頭分だけ捲って昔のレーシングカーの中へと潜り込むと冷えきっていたエンジンの隅々まで無数の点火プラグにより発火され、じわじわじわ~っと来たけどすぐにお湯が温くなってきてしまい追い炊きボタン押す。体は十分に暖まっているはずなのに、寒くて湯船から一歩も出ることが出来ない。おまえは10周目の胎児かよぐらいにそとの世界がわけわからなすぎる。それでもなんとか両生類として海から這い出しガタガタ震えながら水滴を分厚いタオルで拭き取る。みんながおでんをつついてる居間へと、それまでの家族の時間軸をほとんど無視した風呂上がり亡者が団欒風景に割り込んでくる。そして無言で席につくとカスレ声でごにょごにょ(いただきます)おでんをつつく亡者。味がいつもの半分もわからない亡者。もうおまえは布団で寝ちまえよ~と言われるけど、これからの食器片付け後のかわいいユッコのお風呂受け渡しがありますよね確か、、、ごろんとなって小さなこども毛布を被せてその出番を待つ亡者。ユッコとハルを残してみんな風呂に入る。ハルに「...とーちゃんはあともうすぐで死ぬからあとはよろしくたのむよ、元気でね、ばいばい」とカスレ声でなんとか伝えると「うん、わかったよ」と即答でずっこける亡者。さらに「明日になって目を覚まさないこともあるからね、いままでありがとね、さようなら…」を言うと「え~なんだよ~こまったなあ」と笑っていた。
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一昨日見たユメがまた現実か夢かの区別が難しいほどのまじかよな出来映えだったのだけど、ねぼけアキコに説明していると、コトバが足りなくて(眠いだろうから早く聞いてもらおうと気を使って言葉数を端折りまくった)そんなにすごくもないユメだったかなあ?と思えてきてしまった。そのユメ→国の人口に対して空き家と中古車とのバランスが臨界点に達したので、空き家の地面を掘って、そこに家の面積分の車数台を潜り込ませて建物の基礎と結合、家ごと動き回れるようにして一カ所に集めといて出来上がった空間を農地などに転用、有効利用しようという国の政策。その加工業者に勤めるおとこ。その日のおとこの仕事はその車数台のボンネットに穴をあけてロッドを使ってアナログにインジェクションを同期させてくというもの。これを家の中に引き入れて別の業者が居間に増設した操縦席のアクセルペダルに繋ぐ。バカでかいハンドルの中央には富士重工のマークが…。しかしこの家はなぜか空き家でなく、住人達(朝の食卓についてる)からの背中に突き刺さるような目線を感じながら「仕事だからしょーがないんです、国が決めたことなんです」と無言でゆっくりクラッチを繋ぐと地震のように家がミシミシ鳴り、そのまま静かに見慣れた窓の外の景色が動きはじめたところで目が覚めた。起きてからも次々に絵が浮かんできたのでこれはマンガに書いたほうがいいなと思ったけど、アキコへ説明していたら、なーんだつまらないかと思えてきて、そのまままた寝てしまった。
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by yuzzle | 2015-02-28 05:27 | 日記 | Comments(0)

2月20日(金)ハレ

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自転車に跨がっている以外は頭痛、というおじさんはつらいよ。両サイドこめかみを基点とした頭蓋骨の繋ぎ目に沿って染み広がって行く割れるようなズキズキズキ。目玉の空気圧も「飛び出そう飛び出そう」突っ張っており高い。奥歯もジンジン痛むし、風邪なのか虫歯なのか、おそらく風邪だ。このところ喉のガラガラがずーっと治らないもの。そんで病原をライちゃんとユキちゃんにも飛び火させてしまったようでアキコに睨まれた朝。ライちゃんは昨夜からゲロ吐きまくり。今朝はやっとお茶飲んだけど、それも全部吐いてしまった。恐怖ノロかいな。いつもは元気ニコニコライ泣きつかれ顔の放心状態で床にペタンと座っている。生き物の本筋からいけば、温かい巣の中でみんなゴロゴロゆっくり静養するのだろうけど、おれは月給取りロボットなので時計の針に従ってゴハンを呑み込むと会社へ向けて自転車に跨がった。走り出すと頭痛雲が後ろに飛び去り一瞬で晴れわたり「なんだ調子いいの〜おれ」などと走るけど、やっぱり進み方がいつもより重いよ?...まあ会社つってもおれが考えた会社でもなんでもなくて。あと、おれが考えた食べ物や服や住むところでもなくて。おれがおれがって、おまえが考え出した自転車でもないものに跨がり、おまえが開発したわけでもないノートや鉛筆を使い、えらそうに毎日クリエイティブだ〜芸術だ〜と大騒ぎしててうるせえなばか。...吐いた悪口、汚いコトバはそのまま地球を一回りして、静かに背中にはりつくのだ。そんなで普段の4分遅れでタイムカードを打刻すると同時に頭痛雲が追いついたのだ。ガンガンズキズキしながらパソコンの前に座ってどんよりしている。おもえば遡ること火曜日、この日はハルの保育園最後の生活発表会。朝、会社にデンワをする「熱が下がらないので今日お休みします」この嘘を吐き出させるまでにどれだけの日数、時間を費やしたことだろう。会社は繁忙期に差し掛かっており「子供の発表会があるので休みます」を今年も遂に言い出せなかったのだ。そして当日、出社することになっていたはずのサラリーマンの抜け殻はブラブラと人生の空白の中、保育園へと出向いていった。そしてその日の内に本当に熱が出て来てしまったのだ。嘘はつけない。
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by yuzzle | 2015-02-20 15:48 | 日記 | Comments(0)

2月11日(水)

2時30分にユッコに起こされてミルクを作ってから二度寝、30分で起きるつもりが朝になってしまった。ぐっすり眠れたことを喜べばいいのに、なんか損したなと思ってしまう一日の始まり。マイナス思考よくない。お日様ピッカーの本日は建国記念日ということで、いつものようにキヨが保育園に行こうとしてるので今日はお休みだよと伝えると一気に緊張が緩んだ見た事も無い笑顔となり、やった〜!と階段をどどどどと飛び降りて行った。社会生活を営む人間達というのは保育園に、学校に、会社に、行かなきゃいけないもんなのかね。ガタガタ言ってねえで行ってろ。寝ているユッコを上から覗き込んでいると薄く目を開けてこちらに気が付き、ニヘラ〜と笑顔をくれる。笑うから幸せなのか、幸せだから笑うのか。それとも生きてることが恐ろしくて笑ってごまかしてるだけなのか。そのどれでもなく、笑顔に理由などねえと決めてしまえばいい。ユッコダッコのまま隣の作業部屋の、夜中に一人で石油ストーヴで湯わかして珈琲でも〜と、満水で持って来てた赤い薬缶を、持って来たのと同じ重さのままぶら下げて居間への引き戸を足でガラガラ〜とやるとみんなストーヴの前に集合しているいつもの光景。朝食、洗濯、掃除の途中であきこが「今日は子供達を連れて私が公園にでも行ってくるからユズルは家での作業、やることやっちゃえば? それかトレールに行って一日土触ってくれば?」と言ってくれる。口には出さなくともこのところの「ど〜せおれなんか、あ〜あ、もうしじやおうかぬあ〜」態度がバレバレで。いや、口に出してた。バレるようにしてるんだ。う〜ん、とか適当な返事をしながら「んじゃあ30分だけオモテで作業してくるわ〜」と表に出て木工パテで板を釘でとめたところの穴を埋めて表面出しすること1時間30分で戻ると、泣き叫ぶユッコをおんぶして家のことやってるアッコにぎろっと睨まれる?さきほどの優しさはなんだったのかい、奥様。余計なこといわなきゃ良かったんだよ30分で帰るだなんてねえ。
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by yuzzle | 2015-02-12 03:28 | 日記 | Comments(0)

2月9日(月)

天辺に血が上った怒りっぽいだけの親らしい人型というか、失格ホモサピエンスとはおれのことだったという休日を過ごして自分というひとつのバカな証明をつくづく嫌になりました。おしまい。...めったなことじゃ親なんかになれるもんじゃないよほんとにもう。まあそうすれば家族をナイフで殺される絶望もなかったわけで。テレビではまた”事件”をBGMやらテロップやらでおもしろおかしく取り上げてて不真面目極まりなく見えるのには、おれの心と目玉がひん曲がっているからだ。部屋も全てがちらかったままで、綿ぼこりも全ての平面に積もったままなのに、それをぼんやりと眺めているだけ。どんなことにも理想とする状況が頭の中にある(ような気がする)というのはつらい。ハルとキヨに初めて買い与えた「ひらがな練習帳」なるものをどれどれと一緒にやったのだけど、はじまってすぐに失格ホモサピエンスからの「鉛筆の持ち方が違う!」「手の角度、おかしい!」「枠は何のためにあるんだ?」「テーブルに対して斜めに座るものがあるか馬鹿者!」「まずもって姿勢がわるい〜!」...ハッ!と気が付いたときには遅く、そこにはオニの顔色を伺いながらおそるおそる社会規範という線を懸命になって追いかけようとする完全に萎縮してしまったハルとキヨのセミの抜け殻がパッサパサになってカサカッサやってるという。さっきまでの筆圧高めの自由な筆跡は消えて失せ。あ〜あ。
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by yuzzle | 2015-02-09 16:53 | 日記 | Comments(0)

2月2日(月)はれ→くもり

こうやって、文章を打ち込み始めると、たった一つ二つの事を言おうとしているだけなのに、すごく遠いとこから回りくどく書いていくしか出来なくて嫌になってやめちゃう!というのがここ数日続いていた症状。もっと簡単に記す方法があるはずだ、そんなに長ったらしくべろべろとやっていても、言おうとしていることは単語ひとつで事足りるようなものばかりのはずだ...ギター強風、こども達、疲れた、寒い、めしはまだか、ピアノ指さむい、テロリスト、カミサマ、レゴ、後藤さん、湯川さん...。じゃあもうそのお前がそのめんどくさい言ってるプロセスを全部ふっとばす為に死んじゃえばいいじゃん。そうなんだよ。その回りくどさこそが人生ってもんなんだからそんなに嫌なカオすることもないのに。その言葉が示している本当に割って入れる隙間を発見していく嘘のことを表現とか自分とか呼べばいいんだきっと。?おまえ表現者でもなんでもないぼやけた幽霊なくせして何さっきから出鱈目ほざいてるのだ。いつだったかだいぶ前に親父から読んでみと渡された北杜夫の「幽霊」という小説をまた数ページだけ読んでみたりして。不気味に美しい。親父の本なのに赤線はいってないなめずらしい。そうだった、食事のときに自分が座る席の裏側、カウンター下の扉で閉ざされ死んでた棚、その扉を取り去ることで新たに本棚として甦らせたのが正月、最近買った本や図書館で借りて来た本など今の興味あるテーマに沿ってそのランナップを日々カスタマイズしている。この密かな仕事はまだあきこには気付かれていないだろうか。本のある生活。さほど難しくも無い漢字、読めないけどね。まあ、ゆきんこユッコがハイハイでそこらじゅう行動し始めたら封印しなきゃいけないだろうけど。会社昼休みは末井昭さんの「自殺」読んでる。朝日出版のブログでも読んでたけど、改めて読むとまた違っておもしろい。なんて最悪で、なんて優しいのだろう。昨日の昼間は何するでもなくどんより過ごしてしまった。ライボーズがおたふく疑惑で金曜は保育園を早退してきたのもあって出かけられない。だけど家で子供達と一日中一緒に過ごすというのが大変だなんて感じたこと今までなかったけど、気分的に落ちてたのもあってか、すげえ疲れたな昨日。連日の寝不足もあってすぐに横になるおじさんなんだけど、やったやったとみんな本気にどかどかと何一つ遠慮も配慮もなく飛び乗ってきて。飛び蹴りもきて。そしてこの週末にやろうとしていた仕事が何にも進まなくて塞ぐ男。寒いのも有るよとあきこが励ましてはくれるのだけど。夜はトマトパスタを作る。ベーコンとしめじを炒めて白ワインでじゃっとやって、塩はゲランド、胡椒はなんだろ。ごりごり。アキコは横でしゃれたサラダ、生ハム、ルッコラとパプリカとあとなんだろ、を作っている。ツネさんも帰って来たので600g以上茹でる。最近は麺はディチェコじゃなくて、それの倍ぐらいするヴィバイタ〜リア!みたいなの使ってるけど、さすがにうまい。ハルはパスタは大人と同じ分量食べる。夕食後みんなが風呂に入ってしまいハルと二人、静かに取り残された隙をついてハルから「とーちゃんじぶんってなんなの?」という質問が発せられ、そりゃおまえなんだよあれだよもごもご言ってると「しんじゃったバーバのじぶんは今どこにあるのかな?」と更に畳み掛けてくる。そんなところを疑問に思ったことはすばらしいよ君とごまかす。そして逆に質問をかます「ハルは産まれて来る前はどこにいたのか?」とーちゃんも気が付いた時には今日が始まっていたからなあとか。じゃあ今日とか明日とか昨日とかもなんなんだろね。生きてる間は一緒に考えていこうよたのしいよなんて、やっぱりごまかす。不思議に笑っている子供。自分をごまかすことしか出来ないのか親父よ。解答を求めて苦しむよりも、おもしろいな〜不思議だね〜と一緒に笑おうか。


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by yuzzle | 2015-02-02 17:01 | 日記 | Comments(0)