天辺に血が上った怒りっぽいだけの親らしい人型というか、失格ホモサピエンスとはおれのことだったという休日を過ごして自分というひとつのバカな証明をつくづく嫌になりました。おしまい。...めったなことじゃ親なんかになれるもんじゃないよほんとにもう。まあそうすれば家族をナイフで殺される絶望もなかったわけで。テレビではまた”事件”をBGMやらテロップやらでおもしろおかしく取り上げてて不真面目極まりなく見えるのには、おれの心と目玉がひん曲がっているからだ。部屋も全てがちらかったままで、綿ぼこりも全ての平面に積もったままなのに、それをぼんやりと眺めているだけ。どんなことにも理想とする状況が頭の中にある(ような気がする)というのはつらい。ハルとキヨに初めて買い与えた「ひらがな練習帳」なるものをどれどれと一緒にやったのだけど、はじまってすぐに失格ホモサピエンスからの「鉛筆の持ち方が違う!」「手の角度、おかしい!」「枠は何のためにあるんだ?」「テーブルに対して斜めに座るものがあるか馬鹿者!」「まずもって姿勢がわるい〜!」...ハッ!と気が付いたときには遅く、そこにはオニの顔色を伺いながらおそるおそる社会規範という線を懸命になって追いかけようとする完全に萎縮してしまったハルとキヨのセミの抜け殻がパッサパサになってカサカッサやってるという。さっきまでの筆圧高めの自由な筆跡は消えて失せ。あ〜あ。
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by yuzzle
| 2015-02-09 16:53
| 日記
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by yuzzle
| 2015-02-07 07:45
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